「投資を始めたいけれど、株式投資は難しそう……」
そう感じている方は少なくありません。
株式投資では、企業の業績、決算、PER・PBR、配当、業界動向、チャート、金利、為替など、さまざまな情報を調べる必要があります。
一方、金貨投資は株式投資とは違い、購入する金貨そのものを確認しながら始められるという魅力があります。
もちろん、金貨にも最低限知っておきたい知識はあります。
しかし、
「企業分析をして将来の株価を予測する」
という株式投資とは、考え方が大きく異なります。
「難しい投資の勉強をたくさんするより、まず現物資産を持ってみたい」
そんな方に、金貨は検討しやすい選択肢です。
株式投資では「会社」を分析する必要がある
株式投資では、購入する会社について調べることが重要です。
例えば、
- 売上高
- 営業利益
- 純利益
- 自己資本比率
- 配当金
- 成長性
- 競争力
- 業界動向
- 経営戦略
などを確認します。
さらに、購入後も決算発表やニュースをチェックする必要があります。
なぜなら、会社の業績や将来性によって株価が大きく変動する可能性があるからです。
つまり株式投資では、
「どの会社を買うのか」
という判断が非常に重要になります。
金貨投資は「会社選び」が必要ない
金貨投資には、株式投資とは大きく違う部分があります。
金貨には、特定の企業の業績というものがありません。
金貨を購入するときに重要なのは、
「何の金貨なのか」
「金が何g含まれているのか」
「純度はいくらなのか」
「販売価格はいくらなのか」
といった情報です。
例えば地金型金貨なら、金の重量と純度を確認することで、その金貨に含まれる金の量を把握できます。
株式のように、
「この会社は10年後にどれだけ利益を出すのか?」
という企業分析をする必要はありません。
このシンプルさが、金貨投資の魅力の一つです。
金貨投資に必要な勉強は「最低限」でいい
もちろん、
「金貨は何も勉強せずに買っていい」
という意味ではありません。
むしろ、最低限の知識を身につけてから購入することをおすすめします。
ただし、最初から専門家のような知識を身につける必要はありません。
まずは、
① 金の純度
純金に近いのか、純度は何%なのかを確認します。
② 金貨の重量
1/10オンス、1/4オンス、1/2オンス、1オンスなど、重量を確認します。
③ 金相場
現在の金価格がどの程度なのか確認します。
④ 販売価格
金の価値に対して、どの程度のプレミアムが加わっているのかを確認します。
⑤ 販売店の信頼性
高額な金貨ほど、真贋保証や販売実績などを確認することが重要です。
この程度の基本を理解するだけでも、最初の金貨選びはかなりしやすくなります。
「株の勉強が苦手」という人にも金貨は向いている
投資に興味はあるものの、
「決算書を見るのが苦手」
「企業分析が難しい」
「毎日のニュースを追うのが大変」
という方もいるでしょう。
そのような方にとって、金貨は比較的シンプルな現物資産です。
金貨を購入するときは、
「どれくらいの金が入っているか」
「いくらで購入するか」
を中心に考えることができます。
そして、購入した後は長期保有を前提にすることもできます。
株式のように毎日売買する必要はありません。
金貨は「買った後に何もしない」という選択もできる
金貨投資の魅力は、購入後の手間が比較的少ないことです。
例えば長期保有を目的として金貨を購入した場合、
購入 → 保管 → 長期保有
というシンプルな流れにすることができます。
もちろん金価格を定期的に確認したり、保管状態を管理したりすることは必要です。
しかし、短期売買をしないのであれば、
毎日チャートを確認して売買判断をする必要はありません。
忙しい人にとって、この点は大きなメリットです。
金貨は「現物だから分かりやすい」
株式は、基本的に電子データとして保有します。
一方、金貨は実際に手元にあります。
ケースを開ければ、
「これが自分の保有している資産だ」
と目で確認できます。
金貨の重量や純度も確認できます。
この「現物を持っている」という分かりやすさは、金貨ならではの魅力です。
さらに金貨は「コレクション」も楽しめる
金貨投資が面白いのは、資産として保有するだけではありません。
外国金貨には、
- メイプルリーフ金貨
- カンガルー金貨
- ブリタニア金貨
- ウィーン・フィルハーモニー金貨
- 中国パンダ金貨
など、さまざまなシリーズがあります。
デザインを見比べたり、年代違いを集めたりすることもできます。
特に収集型金貨では、
発行枚数
希少性
保存状態
鑑定グレード
などにも注目できます。
つまり、
「投資+趣味」
として楽しめるのです。
ただし「勉強不要」と考えすぎるのは危険
ここは非常に重要です。
金貨投資は株式投資ほど企業分析が必要ない場合がありますが、リスクがないわけではありません。
金価格は変動します。
また、金貨には販売価格と買取価格の差があります。
特にプレミアムの大きな収集型金貨では、
「金の価値以上の価格で購入したものの、売却時にはプレミアムが十分評価されない」
という可能性もあります。
したがって、
「簡単=必ず儲かる」
ではありません。
最低限、
金の価格・重量・純度・販売価格・買取価格・金貨の種類
くらいは確認しておきましょう。
初心者なら「地金型金貨」から始める方法も
初めて金貨を購入するなら、比較的分かりやすいのが地金型金貨です。
地金型金貨は、基本的に金そのものの価値を基準として考えやすいためです。
例えば、
「1オンスの金貨には約1トロイオンスの金が含まれている」
というように、金の含有量を基準に考えられます。
最初の1枚として世界的に知名度のある地金型金貨を選び、そこから少しずつ金貨について学ぶ方法もあります。
「勉強してから買う」より「1枚買って学ぶ」
投資初心者にありがちなのが、
「もっと勉強してから始めよう」
と考え続けて、結局いつまでも購入しないことです。
もちろん、知識を身につけることは大切です。
しかし金貨の場合、最初から専門的な知識をすべて覚える必要はありません。
まず基本を理解して、
「自分が無理なく購入できる金貨を1枚選ぶ」
という方法があります。
実際に1枚保有すると、
「金価格はどう動くのか?」
「この金貨はどれくらいのプレミアムなのか?」
「中古市場ではいくらで販売されているのか?」
など、自然と興味が出てきます。
1枚目の金貨が、そのまま勉強の教材になるのです。
金貨投資は「長く持つ」人ほどシンプルに考えやすい
金貨投資を始めるなら、短期的な値動きを追いかけるよりも、長期保有を前提にする方法があります。
例えば、
「余裕資金で金貨を購入する」
↓
「大切に保管する」
↓
「金価格を定期的に確認する」
↓
「必要になったときに売却を検討する」
という流れです。
このような運用なら、株式の短期売買のように毎日の値動きに対応する必要性を抑えられます。
まとめ|金貨投資は「難しい投資の勉強が苦手な人」にも選択肢になる
金貨投資は、株式投資と同じ方法で考える必要はありません。
株式投資では、
「どの会社が成長するのか」
を分析する必要があります。
一方、金貨投資では、
「どのくらいの金が含まれているのか」
「いくらで購入するのか」
「どんな金貨なのか」
を確認することが基本になります。
そのため、株式投資の企業分析や決算分析が苦手な方でも、比較的始めやすい現物資産と言えるでしょう。
もちろん、金価格が下落する可能性や、購入価格と売却価格の差などのリスクはあります。
だからこそ、最初から大きな金額を投入するのではなく、まずは無理のない予算で1枚購入して、金貨投資を実際に体験してみるのがおすすめです。
「難しい投資の勉強を何年もしてから始める」のではなく、「基本を学んで、まず1枚の金貨を持ってみる」。
それが、金貨投資を始めるシンプルな第一歩になるかもしれません。
※金貨は元本保証の商品ではなく、金価格や市場の需要によって価格が変動します。購入の際は余裕資金を利用し、販売価格・金相場・買取条件などを確認したうえで判断しましょう。
金貨を購入する際は、信頼できる販売店を選ぶことが重要です。金銀の貯金箱店では、お客様に安心してお買い求めいただけます。
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